野幌料飲店組合

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創立50周年にあたり

野幌料飲店組合
組合長
國友 正廣

 創立50周年を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。昭和31年、当時の業界有志7名で立ち上げた『三和会』が2年後の昭和33年に『西沢商店の会』と広がり、そして昭和36年20店舗程で『野幌料飲店組合』として産声を上げることとなりました。この間、ご愛顧頂いたお客様はもとより、行政及び関係諸団体のご指導ご支援をいただいて今日ここに50周年という節目を迎えることができました。改めて関係者各位に厚く感謝御礼申し上げます。そして組合設立に心血を注いでいただいた、歴代組合長をはじめとする先輩諸兄のご尽力に心からの賛辞を送りたいと思います。振り返って見ますと、高度経済成長と共に好景気という時代の流れに乗って、大きく成長を遂げて参りました。

 発足当時は、組合としての基盤づくり、規約の制定、会員拡大等、問題が山積しており、役員の御苦労は計り知れませんでした。その努力の積み重ねが今日の礎を築いていただいたと言っても過言ではありません。平成4年、創立30周年のときは組合員150数軒の大所帯となりつつも、やがて不況の波が押し寄せてくると共に、組合員数も減少して参りました。現在90軒の加盟店で推移しており、100軒以上を目指しているところでございます。過去には、暴力団がはびこり、毎日いざこざが絶えず、か弱い女性等はとても店を経営できるような状況じゃありませんでした。

 そんな中、組合と警察が連携し、暴力団の排除と治安維持に総力を上げてきました。今では安心して営業できるような平穏な街、お客様にも安心して楽しめる街へと変貌してきたと自負しているところでございます。歴代の組合長が中心となり、暴力団に脅かされながらも決して屈する事なく戦ってきた成果であります。一人の声は届かなくても、100人の声は必ず社会に届くと信じ、これからも微力ながらも発信して参りたいと思います。50周年の節目にあたり、これからの組合のあり方をどうするべきか、どう構築していくかを原点に立ち返って、考えてみたいと思います。皆様にはさらなる温かい、ご指導、ご鞭撻を切にお願い申し上げ、創立50周年にあたってのご挨拶と致します。誠にありがとうございました。

野幌料飲店組合50周年記念企画-歴代組合長座談会にて